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    至福の中国茶

    • 2016.05.31 Tuesday
    • 08:44
     工芸花茶。見た目にも爽やかですね。

     花茶は元来ジャスミン茶でしたが、
     現在は、菊・バラ・百合・金木犀と
     花種も多種に及んでいます。

     私はお茶が大好き!

     見た目には大酒飲み、だと思われるのですが
     実際は下戸。
     甘酒でさえもダメ、という体質。

     お酒以外には、
     コーヒーもジュース・炭酸類もダメ

     ただただお茶だけが良いのですね。
     お茶を飲まないと
     気持ちがイライラする、アル中ならぬお茶中
     
     紅茶もほうじ茶も好きですが、
     中国茶なら、やはり烏龍茶ですね〜〜


                      中国茶種 


    お茶の起源は、紀元3000年ごろの福建省。最初は薬用・食用でした。
    なので漢語は、北方ではお茶を飲む=喝茶、ですが南方では喫(食べる)茶と言います。
    日本には遣唐使により、700年ごろに伝来します。

    中国茶は、その茶葉の発酵度により6種(花茶を加えて7種とも)あります。

    まずは日本人に馴染み深い緑茶から。日本緑茶と同じく6~70度のお湯で入れます。
    産地は江南地方、銘柄は龍井茶、翡螺春が有名です。

    以下は福建省産になりますが、
    白茶・・・白豪銀針・白牡丹など。 
    黄茶・・・君山銀針。黄茶自体が希少で、特に前者は幻の銘茶とされている。
         私は未だ飲んだことがありませ〜〜ん。
    黒茶・・・プーアール・花磚など。 わりと好きかな。
    紅茶・・・キーマン・九曲紅梅など。 中国茶の生産量・消費量は世界一ですが、
         紅茶のみが減少で、残念。

    中国で、初めてスリランカ製紅茶を飲んだ時の衝撃。
    甘い!美味い!砂糖要らず。
    私はそれまで、英国産ティーパックしか飲んだことがなかった。
    英国産はインドから輸入したもの=茶葉が古い=
    =不味さをごまかす為に砂糖が必要、ということなんですね。
    紅茶のみならず、日本茶も中国茶も、
    良い茶葉のものは喉越しが良く、爽やかに甘いものなのですよね。

    青茶・・・いわゆる烏龍茶。福建系ー武夷岩茶・鉄観音・黄金柱など。
                 台湾系ー凍頂・高山・湯温度は85度以上。 
    白・黄茶は70~85度。黒茶・紅茶は熱湯。発酵温度が高いほど、高温で入れます。

              ペットボトルのウーロン茶
            

    無糖、と表示がしてありますね。

    30年前の中国で、初めてペットボトルウーロン茶を発売したのが、かのサントリー。
    でもね、お茶は熱いもの。
    まして中医学では体を冷やすことは万病の元で、最も嫌い忌避すること。
    なのに、冷たいペットボトル・・・?売れへんやろうな、と思ってました。
    やはり売れず、その苦肉の策が砂糖を入れること。それが大当たり!
    開発途上国では甘みが貴重で、なんでもやたら甘いのですよね〜〜
    でもね、砂糖入りのお茶なんて、私には不味い!!
    そういう人間が中国にもわずかにいるので、その為に無糖入りもあるんですよね〜〜

                     茶藝


    中国にも日本的な茶道があり、それが功夫茶(台湾では茶藝)
    功夫とは、手間をかけるという意味です。

    急須=茶壺(ちゃこ)をお湯で温め洗茶(湯を捨てる)するので、
    ザル茶盤があるわけ。

    中国茶の重要な点は聞茶。日本酒の利き酒と同じように、
    清香=香りに深みがあるかを、利くのですね。

            聞茶杯                     蓋椀
     

    聞茶杯は、上部が聞香杯で清香を楽しみ、下部の茶杯で味わうわけですね。
    主に、青茶・黒茶に用います。
    対して蓋椀は、緑茶・白茶・黄茶・花茶に使用します。

                  紫砂茶壺


    茶壺に最も適しているのが、紫砂茶壺。
    浙江省・宜興産の茶壺の総称で、特徴は素焼きであること。
    陶器なのに磁器(釉薬をかけたもの)と同様に硬く丈夫、
    しかもデザインが精巧・多彩で、江南の文人に愛されたのです。

    中国文人の趣味には、三養があります。
    養鳥、養魚=金魚、そして養壷。
    美茶を飲むには養壺=急須を育てることが大切。
    しかも壺hu=福huと同音。
    なので、茶壺が多いほど幸福を招くのです。

    亡き義父もこの養壺に凝っていて、部屋が茶壺で満ちていました。
                                                  
     

                     茶館


    茶話を楽しむ茶館。中国の茶館はお茶一杯で、1日中いても良いのですよ。
    でもね、こんなまったりした茶館、最近は少なくなって残念・・・

                  長壺


    四川省の茶館では、こんな長い壺で、お茶を注いでくれま〜〜す。

                    水壺

                   北方式

                 ご近所の茶館


    お茶1杯で、上下の点心(おやつ)が食べ放題!という夢のような天国茶館。
    でも友人によると、このお店も最近閉店したとか><+



                      長壺大会





    どんなお茶も好きな私だけれど、もっとも好きなのはほうじ茶。しかも出がらし・笑
    出がらしほうじ茶を飲みながら、和菓子を摘まむのが、私の幸福なひとときです。





     

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