年画の鍾馗ー武強

  • 2018.06.20 Wednesday
  • 00:40

                    武強年画

 

まず、サッカーW杯初戦、日本はコロンビアに2:1で勝利。

ぶっちゃけ思いがけない勝利でしたが、まずは目出度い!

それにしても、やっぱりW杯は面白いナ。

 

本題。

今まで年画の生産地に関係なく、鍾馗を描いた年画を紹介してきましたが、

今回から唐突ですが、鍾馗年画を生産地ごとに紹介しちゃいま〜〜す。

 

中国における年画の4大生産地は、

天津・楊柳青、蘇州・桃花坞 、山東・楊家埠、四川・綿竹。

それ以外には、

峡西・鳳翔、江南・朱仙鎮、河南・開封、雲南・大理、福建・泉州などがあります。

今回紹介する武強年画は、河北省が産地。

中国年画の始まりとしては新しい明(1400~)に始まるも、

それでも600年以上の歴史あり。

 

 

河北省は天津に近く、なので武強年画の構図は、

最古の年画の産地=楊柳青に似ています

 

 

      左=武強                  右=楊柳青

 

似ている、というか酷似しすぎて、どちらか区別がつかないものもある〜〜

 

 

 

武強年画は、楊柳青に似ているけれど、

楊柳青よりはるかにバリエーションが多く、元祖パクリ・笑

いわばパクリが元祖を凌駕しているというか、それが面白いんですよねえ〜

 

 

 

 

 

 

 

河北省近辺には武強の他、寧河などの3~4の小村の産地があり、

現在は、それらを総じて武強年画としており、

その作品を展示する、中国初の年画博物館が近年に創立。

 

さて。

武強年画には、他の年画にはあまり見られない独特の年画があり、

それが雷法護符式。雷法は雷帝による呪符=雷呪。

 

 

           雷帝

 

雷帝は、天界の玉清境にある雷域に住まう最高位神。

正式名は、九天元雷声普化天尊。

万物の父であり、人間の生死吉凶禍福や世界の盛衰まで掌握。

地獄に落ちた者を、天界にすくい上げることが出来る唯一神。

雷帝の名前そのものに霊力があり、その名を唱えると魔が退散するのです。

 

容貌は烏天狗のようですが、

右手の槌で雷を起こし雷雨を降らせ、

左手の斧は、天刑を施す=悪人を打つのです。

悪人とは親不孝者と、食物を粗末にする者。

 

 

実際に天刑を執行するのは、

五雷之師と呼ばれる、雷母や雷公などの5人の雷帝部下神。

5人の下には、更に十雷、三十六雷の神々がいます。

天刑とは雷公仔点心。

悪人は、つまり雷部神たちのおやつにされちゃうのです。

 

 

雷帝は、地獄の鬼を天界に上げることが出来る神だし、

鍾馗は、鬼の行く末を判別する地獄の判官なので、

なので両者が結びついたのでしょうか。

ともあれ。

鍾馗は雷呪の力を借りて、無敵の魔除けとなるのですね〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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