端午の節句-鍾馗編

  • 2018.05.01 Tuesday
  • 18:15

         河南省・滑県年画

 

端午とは、ズバリ<避五毒>のために行われる節句の風習。

 

五毒とは五種類の害虫のこと。

それは、蛇・蜘蛛・百足・サソリ・ヒキガエル(or蜥蜴)

この五毒、実は五匹の鬼のことで、転じて五匹の蝙蝠となり、

それは五福の象徴となるのです。

 

 

五福とは中国人の希望と理想。

書経によると・・・長寿・富貴・健康・好徳・善終。

好徳は美徳を好むこと。善終は寿命を全うすること。

中国人でなくとも、全ての人が五福を望むでしょう〜〜

また、五蝙蝠はついには、

福・禄・寿・喜・財・・・をもたらす五福財神となりました。

 

 

 

余談ですが〜〜

中国女性には五毒男とは結婚するな、という格言?があります。

男の五毒は、飲む打つ買う(これは日本と同じ)

それに煙(昔アヘン、今覚せい剤か)と金に汚い男。

これって中国女性でなくても、世界的にも嫌われますよね〜〜

 

 

五月五日午 天師騎艾虎 手持菖蒲剣 斬蛇入地大府

(端午になると、張天師が艾の虎にまたがり、手には菖蒲の剣を持ち

 蛇(五毒)を切って、冥土目指し行く)

 

端午(旧暦5月5日)は重陽で悪日。

なので、菖蒲・艾などの薬草を飲み身にまとい、

また、疫病を広める瘟鬼除けの五毒除けの護符や、

魔除けの鍾馗図・天師符を貼るのです。

 

                                     天師符

 

鍾馗は、追儺で用いた椎(つち)が神格化したものですが、

天師符は、艾人と呼ぶ艾と菖蒲で作った人形が始まり。

人形と共に、菖蒲の葉で菖蒲剣、艾を割いて蓬鞭として、

桃枝やにんにくと門や寝室に掛けたのです。

 

江南地方は日本と気候風土がほぼ同じで、旧暦5月は新暦6月。

ちょうど入梅の時期となり、

害虫や伝染病の発生が多くなり体調も崩しやすくなる季節なのですね〜

 

     

 

それにしても〜

端午の節句に鍾馗画を貼る理由が、彼の誕生日が5月5日だから!

→→って、これは後世のこじつけや、と思うけれど〜〜

 

 

五毒(虫)には、五毒(石)で、対抗。

五毒石とは、石胆・朱砂・磁石・矾石(ミョウバン)そして雄黄(ヒ素)

全て漢方薬の原料であり、虫除け消毒に散布するのです。

また、朱砂は水銀を含んでおり、なので護符や鍾馗絵は朱砂で描いたのですね〜 

 

        朱砂鍾馗

 

 

 

 

 

 

            続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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