スポンサーサイト
- 2021.10.18 Monday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
- -
- -
若い頃は苦手やった中国古代史、年を経るとその面白さがわかってきてハマってる。
お正月、なのでそんな本(ちょっと分厚い)を読んでいたら、大失敗を発見。
それは、
私が鯱(シャチ)と紹介していた想像上の動物、なんと実は、応龍!
今までウソをついていて、ごめんなさい。
ま、故意ではなく、ロクに調べもせず、思い込んでいただけなのやけれど、
間違いは間違い。
新年早々の訂正・・・やけれど、申し訳ありません
鯱
鯱、姿は魚にして顔は虎、背中にトゲが生えている火伏せの水龍。
この鯱を鯱鉾として天守閣に用いたのは、信長の安土城らしい・・・
それに。
顔が虎、らしいけど、どう見ても龍よねえ〜〜
応龍
中国の三才図絵によると、応龍は翼のある龍のこと。
古代神話では、
黄帝が不死身の蚩尤(しゆう)と戦った時に応龍が加勢し、黄帝が勝利。
禹の治水では、その尾で川の支流を作り、川水を海に流したりして、治水事業を成功させたとか。
その伝説を江戸期に和漢三才図会として刊行し、
この図会で紹介されているのが、上記の日本化した応龍。
龍には、贔屓や蒲牢など9子があり、それとは別に種類が多々あり。
応龍のように翼があるものを翼竜。鱗がある龍は蛟龍、角がないのが蜘龍、
火を吹くのが火龍、戦いを好むのが蜥龍など。
それが日本化されると、蟒蛇(うわばみ)や大蛇(おろち)が加わります。
この応龍瓦は、奈良でも斑鳩地域にしか見られない飾り瓦。
そして。
この地域の瓦師は、応龍の故事を熟知していたわけで、相当な知識人であったのでしょうね〜〜
麒麟
麒麟は龍・鳳凰・玄武と共に4霊獣。
その姿は鹿に似、顔は龍、蹄は馬、体に鱗を持ち体高は5mもあるとか。