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- 2021.10.18 Monday
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京都・鞍馬口通
某喫茶店の片隅に。
今日から8月。やっぱり暑いですよねえ〜
ところで。
ブログのテンプレート、8月なので花火に変えちゃいました。
しかし、もうすぐお盆、大文字やなあ〜〜
さて。
魔除けの石敢當。沖縄・鹿児島が有名ですが、実は日本全国在るのですね。
数は少ないけれど、もちろん関西にもありま〜〜す。
住吉大社
石敢當。正式には泰山石敢當。
泰山(主峰・玉帝頂1545m)は、
中国山東省にある道教・五岳山の要であり漢族の死者が還る霊場。
その中国一の聖山の石を切り出して作った石敢當。意味は当たるところ敵なし。
鬼・魔物は直進しかできないといういわれがあり、魔物を泰山石に当てて退治したのですね。
一説には、姓は石・名は敢当という武人だったとか・・・ま、それは嘘ですね・笑
置かれる場所は、道の突き当たりや村の境界、門壁など。
この石敢当。本家中国には殆ど無いのだけれど、日本には1300体ほど現存しているとか。
ただ台湾には石敢当神が祀られており、石工は冬至の吉日に祭礼するとか。
ともあれ。
この石敢当の魔除けの習俗が、台湾の風獅爺、沖縄のシーサー、
そして日本の瓦鍾馗へと変化していったものでしょうね。
姜太公
姜太公=姜子牙or太公望呂尚・・・じつは姜太公が石敢当に成った!
という伝説がありま〜〜す。
呂尚(bc11)は、周・武王の軍師及び宰相で、殷王朝を滅亡させた斎の始祖。
さて。
不遇時代の呂尚は、西安郊外の池で毎日釣り三昧。
そこを通りがかった武王の父=文王が一目で彼の才能を見抜き、周の軍師に取り立て、
文王の祖父=太公が待ち望んだ人物、ということで太公望と名付けられるのですが、
その時、呂尚は80歳!
ま、大器晩成というか、人は何かしら可能性を秘めている、ということやろうけれど・・・
姜太公在此 百無禁忌(姜太公ここにあれば、数多の厄災に遭うこと無し)
最強の軍師であった呂尚は、道教神に奉ぜられ、
元始天尊の命により、偉業を成した人間を神に任命して役目を与えるも、
呂尚自身のポストが無くなってしまい、石敢當になってしまったそうな。
ま、それはともかく。
無敵の姜太公は、鬼をも恐れる存在となり魔除けに。
特にこの年画を重んじるのは味噌屋。
味噌=醤=姜=jiang。 なので味噌甕の上に魔除けとして貼ったのです。
御津八幡宮
御津八幡宮は、大阪・難波のど中心=アメリカ村に。
箕面市
上下とも個人の家のもの。おそらく沖縄関係者やろう、と思います。
池田市
大山崎・東黒門跡
京都府大山崎長は離宮八幡宮の門前町で、その昔は治安のために東西の村境に大門が。
東京は池袋の住宅街で石敢當を見た時は、こんなところに、と驚いたことがある。
最近では門柱にシーサーを飾る家が多く(可愛いものね!)
鍾活中にもよく遭遇するのやけれど、石敢当は少なくて・・・
ま、その分鍾馗さんが活躍してるのやけれど〜〜