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- 2021.10.18 Monday
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13日は、祇園祭の宵々々山。山鉾町の中心地室町・新町通の着物屋さんが大バーゲン。
それが主目的やけれど、今日八坂神社に社参拝する、久世駒形稚児も見に行きました。
でもね、デジカメを忘れてスマホ撮り。勝手が違ってブレまくり><+
さて。久世駒形稚児ですが、超簡単に言えば八坂神社の祭神=素戔嗚尊その方。
久世駒形稚児は、南区久世町綾戸にある綾戸国中神社の氏子から2名選ばれます。
綾戸国中神社のご神体は、駒形(馬の顔の彫り物)で、素戔嗚尊の愛馬天幸駒を形どったもの。
凡その神様は、和御霊(にぎみたま)と荒御魂(あらみたま)の両御霊で一神となるのですが、
八坂神社の和御玉、国中神社の荒御魂=二神社の神は一体にして二神、二神にして一体となり、
八坂神社の神事を行うのです。
久世駒形稚児は駒形を胸に下げつつ、騎乗で社参するのですが、
ご神体を奉持しているので神の化身、神そのものを見なされ、
長刀鉾稚児(神の御使え)や天皇でさえも下馬社参なのに、
久世駒形稚児のみ騎乗のまま、昇殿できるのです。
今年のお稚児さんは、左=配島颯太君(8才)と右=井口祐有(7才)君。
年少者が神幸祭、年長者が還幸祭で、素戔嗚尊の御霊をお乗せした中御座神輿を先導します。
ところで。お稚児さんのお化粧って独特ですよね。
白塗りで、でも紅のぼかしがほんのりあって・・・
芸妓・歌舞伎役者も白塗りですが、彼らは動物性油脂を用いる油化粧。
稚児は清浄であるので、植物油脂を用いた水化粧。
顔は、鼻筋を立てず平板にすること。アイラインなどもっての他。
白塗りははじめは薄く、社参で眉を描きなおし、本番に合わせて塗りを重ねていくそうな。
このお化粧、
顔師(化粧方)がするのですが、
稚児化粧を習得するには、手足3年襟首3年、顔で4年上塗り10年・・・
現在では奥山恵介氏はじめ3人しかいないのも、この修行の難しさを思えば〜〜
しかし・・・祇園祭恒例の着物・裂地バーゲン、年々商品の質が落ちていってる・・・
祇園祭は、元々糸偏産業の財力によって作り上げられたお祭りやのに、
その斜陽ぶりが、見事にバーゲンに現れていて、
お祭り自体は年々観光客が増えてるんやけど、なんだか切ない。
追伸ータレントの西村和彦のテレビ撮影に遭遇。思ったより小さい人やった。
ちなみに、彼の実家は伏見稲荷中腹にある西村茶屋。よくテレビに登場してま〜〜す