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- 2021.10.18 Monday
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暑い! 殺人的な暑さですが、さすがの私も食欲がなくなり、毎日ソーメンばかり。
こんな時は、上海の中華が食べたい!!
→ 日本の油ギトギト中華と違い、上海のしかも美味い中華は、さっぱりしてま〜〜す。
さて。この写真は春節の時のもの。但し今年ではなく3年前のこと。
つまり、この記事のupを完全に忘れていて、今頃更新してるワケでおます〜〜。
そして春節、ということで上海料理を、ホンマの老舗で食べたわけですねん。
老舗、とはいえどれほど古いかというと、下記の通り。
お店の場所は創建当時のまま。建物はもちろん変わっているけれど、
ドアのみ、当時からのものだそうな。
お正月なので、セット物しかないとのこと。 それが、以下の料理でした
そもそも上海料理ってどんな料理?
料理メニュー自体は蘇州・揚州などの江南料理、あるいはロシア料理などの集合体なので、
元からある独自な料理ではないのですね
だったら、何を以って上海料理と定義するのか? それはコックさんが上海人であること!
上海人は、上海のものであれば全て、最良・最善・最強、という上海カースト思想人。
料理方面では、だから有名料理(広東・四川など)も上海料理には足元にも及ばない。
今は時代的に、
上海料理と称する店のコックさんも地方人(特に北方人)が殆どなのやけれど、
北方人の味付けは塩辛く濃いめなので、淡白な味付けを信条とする上海料理は、
すぐに味の違いが(私でも)わかるし、
元より中国人は食に厳しいので、そんな店はどんどん潰れてま〜〜す。
私もそんな上海人に揉まれて、今では上海料理が一番! と錯覚しちゃっております。
→ でもね、上海人の妻ではなく、一日本人としては、広東料理が一番好きやけれど(笑)
デザート
里芋のお団子、美味やった。
現在のハデハデ豪華料理と違って、見た目はめっちゃ地味やけれど、味は抜群!
この料理に相応しく、店内に流れる音楽は伝説の歌手・周璇(1920~1957)の<何日君再来>
本名=周小紅。江蘇省に生まれるも、
実の伯父に売り飛ばされるという悲惨な幼少期を過ごし、17才で映画デビュー。
1937年映画<街角の天使>の主演を掴みスター女優に。
しかも挿入歌<天涯歌女><四季歌>を歌い、歌手としても認められることに。
更に<夜上海><何日君再来>で、スター歌手になるも、
若くして病死。享年37歳でした。
何日君再来・・・君いつの日か帰る。
この歌は、彼女と親交のあった李香蘭(山口淑子)も歌い、
後には、台湾人のテレサテンが歌います。
しかし。
この歌は<君>の解釈をめぐり、政情・国情によって異なり、禁歌ともなったのです。
日中戦争時代は、中国側から見ると日本軍が来る。日本軍側からは国民党軍が来る。
台湾・蒋介石政権下では、日本軍・人民解放軍が来る。
大陸・文化革命下では、資本主義の腐敗歌である等々。
歌に罪はないものを・・・
それでも、この歌は激動の時代をくぐりぬけ、人々の心をうち、今に歌い継がれました。
何日君再来
好花不常花 好む花は常には咲かず
好景不常在 好む運命は常にはあらず
愁推解笑眉 愁い重なれど微笑み浮かべ
涙溢相思帯 惹かれる思いに涙あふれる
今宵離別後 こよい別れれば
不知更何待 いつまで待つか知らねど
何日君再来 君いつの日か帰る
おまけ
満腹やのに、帰り道すがらにあった喫茶店で食べてしまった〜〜デザートは別腹やから〜〜・笑